解析技術

解析技術

MicroArray

「DNAマイクロアレイ」または「DNAチップ」とは、ガラスや半導体基板など数千~数万個のDNAが固定化されており、サンプルの遺伝子発現を一度に検査することができます。
基盤に固定化されているDNAはプローブと呼ばれる数十塩基の遺伝子断片です。ヒトなどの細胞から精製された遺伝子発現産物(RNA)を逆転写酵素で相補的DNAに変換し、基盤に固定化されているプローブとハイブリダイゼーション(2本鎖形成)することによって、その細胞で発現されている遺伝子を網羅的に解析することが可能です。96検体から受託解析を行います。

PCR

PCR(polymerase chain reaction、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション、ポリメラーゼ連鎖反応)はDNAを増幅するための技術です。3つの基本ステップから成立ちます。
1)2本鎖DNA水溶液を高温にし、1本鎖DNAに乖離します(変性)。
2)次は1本鎖となったDNAの溶液を冷却し、相補的な短いDNA断片(プライマー)と結合し再び2本鎖となります(アニーリング)。
3)さらにDNA合成酵素(DNAポリメラーゼ)活性に適した温度に反応液を保持すると、プライマーが結合した部分を起点として1本鎖部分と相補的なDNAが合成され、再び2本鎖になります(伸長反応)。
これらのステップを繰り返すことにより標的とする領域は繰り返しサイクル当たり2倍に増幅します。酵素の劣化や阻害などにより効率が減少しますが、例えば30サイクルを実施することにより理論上、2x10E30倍の産物が得られます。

リアルタイムPCR
リアルタイムPCR 法とは、PCR の増幅を実時間でモニターすることが可能な解析法であり、この特徴を生かしてDNAの定量化に幅広く用いられています。リアルタイムPCRのモニターは蛍光試薬で行い、弊社で通常利用している方法例としてTaqMan®プローブ法があげられます。

※TaqMan®プローブ法
PCR反応液に蛍光物質とクエンチャー物質(蛍光を吸収する物質)で修飾しDNA断片(TaqMan®プローブ)を加えます。 TaqMan®プローブは、アニーリングステップで1本鎖DNAに特異的に結合しますが、プローブ上にクエンチャーが存在するため、励起光を照射しても蛍光の発生は抑制されます。 伸長反応ステップのときに、DNA ポリメラーゼのもつ末端分解活性により、1本鎖DNAに結合したTaqMan® プローブが分解され、クエンチャーによる抑制が解除された蛍光が発せられます。1検体から受託解析を行います。

シークエンシング

DNAシークエンシング (DNA sequencing) とは、DNAの塩基配列を解析するための方法であり、この半世紀で最も進歩した技術の一つです。
1970年代後半に発表されたサンガー法では1日に数百塩基の解析が可能でした。1990年代に50万塩基/台・日、2000年代前半に200万塩基/台・日、現在は数十ギガ塩基/台・日の解析が可能です。
この進歩がヒトゲノム解読に大きく貢献し、米国はヒトゲノムプロジェクトに続く巨大プロジェクトとして「1000 ドルゲノムプロジェクト」を立ち上げました。より迅速と安価に解析できる次世代型のシーケンサー開発に乗り出し、近い将来、民間的な展開も期待されています。

シークエンシングは、研究及び診断目的を対象とし、一定のゲノム領域をフルシーケンスしたいというニーズに対応しています。また、微量のDNAまたは劣化した検体の再検証等のシーケンスも1検体から受託解析しています。ヒト、食物、植物及び動物を対象としています。レディメイド項目として、AR(男性型脱毛症)遺伝子検査キットもあります。受託料金に関しては、お客様のご予算と検体数に応じてお見積りします。カスタムで検査を請け負うことも可能です。 主に、アカデミア及び医療機関の皆様にご提供させていただいているサービスです。お気軽にお問い合わせください。

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