遺伝子検査のジェネシスヘルスケア株式会社

第3回プロバイオティクス学会:アジア大会および
第4回微生物叢研究開発・事業提携学会:アジア大会での発表について

2018年3月15日
ジェネシスヘルスケア株式会社

概要

日時:2018年3月5日(月)
演題名:Individualizing Skin Care through Genomics & Microbiome Profiling

当社はSNPジェノタイピングから肌タイプを特定してスキンケアの推奨に貢献してきました。最近のスキンケア業界ではカスタマイズコスメティクス(スキンケアの個別化)が求められています。
そこで、当社がこれまで行ってきた肌に関する遺伝子検査の技術的な背景を概説し、将来スキンケアのパーソナライズソリューションに繋がる可能性のある統計データの一例をご紹介します。

肌老化関連遺伝子検査の3遺伝子のスクリーニングおよび4タイプの分類について

1)MMP1、SOD2、GPX1遺伝子のスクリーニング
皮膚関連遺伝子の遺伝子型と皮膚の特性データ(シミ、シワ、ハリ、キメ、ツヤなどから統計手法を用いて「遺伝子型」と「皮膚の特性」の関係を解析した。その結果、MMP1遺伝子はシワ、SOD2遺伝子はハリ、GPX1遺伝子はシミと有意に相関があった。

2)3遺伝子のSNPと各遺伝子と相関のあった皮膚の特性による4タイプの分類
これら3遺伝子(3 SNPs)と各遺伝子と相関のあった皮膚の特性(シワ、ハリ、シミ)を用いて、共分散構造解析を行い、各要素の関係性を明らかにして4タイプに分類した。

SKIN MICROBIOMEの技術検証について

1)技術検証1:3種の採取具の比較検証
保存用緩衝液付きの綿棒、乾燥剤入りの綿棒、綿棒のみの3種類の採取具を選抜した。3種類の採取具それぞれについて、検体採取直後と、お客様からの輸送を想定した採取後37℃で1週間処理した2パターンのDNA抽出を行った。
採取直後と採取後1週間37℃で保温処理後の結果を比較し、最も変動が少なかったのは保存用緩衝液付きの綿棒であった。

2)技術検証2:qPCRとNGSの測定結果の比較検証
保存用緩衝液付きの綿棒から抽出した同一のDNAを用いてqPCRとNGSから得られた結果の比較検証を行った。


その結果、いずれの方法でも同様の結果を得ることができた。ここでは一例として、
P. acnesの結果を示す。

SKIN、SKIN MICROBIOME、アンケート情報を使った新たなソリューションに向けた試み

3遺伝子(MMP1、SOD2、GPX1)のSNP、SKIN MICROBIOMEの4菌種、アンケートの情報を統計解析し、ソリューションの個別化が可能か検討した。本発表では、この試みの1例として、SNPでType 4に分類された方のうち、P. acnes(ニキビと関連のある菌種)と生活習慣および体質との相関から、有意に相関している項目を抽出して新たなアドバイスへの可能性があることを示した。

今後、当該キットの検査結果とアンケートデータのデータベースを増やすことによって、一人ひとりの肌質にあったスキンケア商品を推奨できる可能性が増し、対顧客への価値提供を上げることが可能になると考えております。

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